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  • 2008年07月28日 [ コラム ]

    メガ・リージョン

     最近、この言葉が注目されている。グローバル経済の世界を見渡すと、今や経済活動の単位は国家ではなく、地域になっている。
    しかも広域の経済圏で、これをメガリージョンと呼ぶ。
    米国の東海岸、西海岸、欧州、中国の沿海部をはじめとする東アジア。そこに存在する数十のメガ・リージョンが国境を越えて熾烈な経済競争をしているという図式だ。夜間の地球を撮影した衛星写真がそれを端的に物語っているという。真っ黒な地図の中に光が集中している点在している。それは活発な経済活動を表しているのだ。学問的にその光の集中度を経済価値に換算する研究もされている。その結果、東京圏は世界最大のメガ・リージョンである。
    問題は東京圏以外の地域だ。北部九州、京阪神、グレーター・ナゴヤがメガ・リージョンに挙げられるが、中国沿海部での巨大な光の成長に圧倒されている。
    メガ・リージョンの必要条件の一つは魅力的な中核都市の存在である。そこに人は引き付けられる。
    そして企業も人材のいるところに引き寄せられる。例えば魅力的な大学、芸術文化、エンターティンメントがあることは重要な要素だ。
    日本のメガ・リージョンがもっとまばゆい存在になれるかが問われている。

  • 2008年07月24日 [ コラム ]

    メガ・リージョンの視点で…

    「メガ・リージョンの視点で」世界的な地域間競争の勝ち残り戦略 日経新聞(経済教室)

    ≫PDFファイルダウンロード (144KB)

  • 2008年07月07日 [ コラム ]

    「ゼロ予算」の刺激

     最近、「ゼロ予算」を達成した自治体の一部署の話が注目されている。石川県羽咋市役所のある部署で事業予算を全て自前で稼いだ結果だ。ここは数々のユニークな取り組みで全国の自治体から注目されている。
     一つは米国の商業衛星を活用して収穫直前の田んぼの画像を解析して、コメのおいしさを測定する事業だ。
    衛星を使えば収穫前に広範囲を調査できる。その結果、上質米を選定して効果的な販売戦略につながるのだ。市役所自らが測定費用を安価に抑えて契約して、データ解析を有料で請け負っている。さらにこうして収穫したおいしいコメを「神(天空の衛星)が選んだ品」として、ローマ法王に献上するなど、ブランド化もしている。このようなユニークな取り組みを勉強しようと全国の自治体が視察に押し寄せると、資料代千円を徴収してしっかり収入にしている。まさにベンチャービジネスそのものだ。
    こうしたビジネスマインドでとうとう全ての事業費が自前でまかなえるようになったのだ。

    こういう話が他の自治体職員の意欲を刺激する。地方では長年しみ込んだ横並び、中央依存体質は相当根深い。
    そういう中で、小さな取り組みが静かに大きなインパクトを与えている。

  • 2008年07月02日 [ コラム ]

    求められる職員像学ぶ


    山形新聞 記事
    画像をクリックしてご覧ください。


  • 2008年06月19日 [ コラム ]

    ルール作りへの戦略

     スピード社製の水着問題もやっと決着した。国内メーカーの技術開発の遅れや、日本水連との契約関係のあり方が議論され、さまざまな波紋を投げかけた。
    しかし忘れてはならないのは、国際水連における水着の承認プロセスである。承認基準のあいまいさが今回の問題の遠因でもある。国内メーカーは承認基準に合致しないと考えていたものが、スピード社製では承認されて、国内メーカーは慌てた。判断の甘さと言われればそれまでだが、国際ルールのあり方もある。本質的なのは、スポーツにおける国際的なルール作りに日本が無力であることだ。ジャンプのスキー板の長さが日本人に不利に決められた例は有名である。柔道におけるルールも、レスリングまがいの柔道が日本の伝統的柔道の前に立ちはだかる。
     日本もスポーツにおける国際的なルール作りに戦略的に取り組むべきだ。ある種目での苦い経験が他種目に活かさなければいけない。種目横断的にルール作りの経験を蓄積して戦略を立てる。ルール作りの駆け引きで国際的に伍してやっていける人材も必要だ。これは産業における国際標準と同じだ。国際標準のルール作りで欧米に主導権を取られて、日本の産業界も高い授業料を払ってきた。

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