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現代版楽市楽座

2008年10月11日

外国人が驚くことの一つに日本の高速道路の料金のバカ高さがある。これでよくマイカー旅行やトラック輸送をしているなあ、と呆れ顔だ。日本列島を世界一高コストの網で覆っているようなものだ。これでは日本はビズネスの魅力に欠ける。経済を活性化させるためにも何とかならないものか。経済対策として夜間割引の拡大や休日料金の割引拡大が打ち出されたが、これでは恩恵を受けられるのが一部に限られてインパクトに欠ける。一方、ある政党が主張する無料化は大胆で、最終的な姿であろうが、保全維持のためにも財源の手当てがないと現実的ではない。
そこで再考したいのが現在の料金体系だ。現在は距離に応じて料金が逓増する。これを距離に関係なく一律料金の定額制に変更すればどうだろうか。ある試算によると、全車種一律千円でも料金収入は現在より増える。定額ならば出口はフリーでよいので、管理コストも大幅に縮減できる。高額な監視カメラも不要だ。物流コストが下がれば、土地代や人件費の安い地方への分散投資を促し、地方の活性化にもなる。日本の製造業の国際競争力も高まる。こうして初めて日本列島全体の魅力度が増していく。これはいわば現代版の楽市楽座だ。

*出所の記載がないものは新聞のコラムとして寄稿したもの